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まるこのフィギュアスケート言いたい放題

フィギュアスケート大好きなまるこが、バンクーバーオリンピック期間限定・・・・のつもりで始めた言いたい放題ブログです。シーズンが終わった現在も、言いたい放題やってます。
by maruko_skate

自分でルールを考えてみる~「浅田真央ファン夢日記」

フィギュアスケートファンの読者の皆様なら、ご存知の方ばかりと思う有名ブログ「浅田真央ファン夢日記」(http://ameblo.jp/07211005/)で、先日大変興味をそそられるコラムが掲載されました。

「フィギュア、ショートプログラムの技術重視」(http://ameblo.jp/07211005/entry-10481017182.html)がその記事で、私もコメント欄に拙文を投稿させていただきました。他のコメンテーターの皆様も、視点が様々、とても興味深い意見ばかりです。それらを読んでいるうちに、またまた自分の言いたいことがムクムクと湧き上がってきているのですが、他人様のブログのコメント欄に書くには書ききれないと判断し、自分のブログで改めて、考えを整理してみることにしました。どうぞお付き合いください。
(※PCの設定のせいか、文中に直接リンクを貼ることが出来ず、元記事にジャンプしたい方にはご迷惑をおかけします。URLを併記しましたのでご利用ください。イマイチ機械を使いこなせない自分が情けないですが・・・お詫び申し上げます。)

現在の男女シングルやペアでは、時間と盛り込む要素の数などが違う以外、ショートプログラムとフリープログラムには、ほとんど違いがありません。そこで、ショートは以前の「規定」演技のように、純然たる技術を見るものにするべきでは、というところから、この記事およびコメントが始まっています。SPでは、「音楽」も「演技構成点」もなしに・・・という極論からのスタートです。

前提の知識として必要なのが、かつてシングルの競技にあった「規定」演技。これは、音楽に合わせて踊る現在のフィギュアではなく、フィギュア(図形)スケートの根本である、決められた図形を正しいエッジワークとターンで正確に氷上に描くというものです。伊藤みどりさんが現役の時代には、まだこの「規定」がありましたが、その後廃止されて現在に至ります。なぜ廃止されたのか?「テレビ的でない」ということらしいですが、私はきちんとした理由を知りません。しかし、伊藤みどりさんの頃から、規定で上位に名前がくるのは知らない選手ばかりというのが私の印象です。(昔のことなので、記憶違いがあったらすみません。)みどりさんも、規定は大の苦手だと言われていたように記憶しています。それでも、みどりさんはどの大会でも表彰台に乗る活躍をしていたのですから、結局「規定」があった時代でも、「規定」を素晴らしく上手に滑ったからといって、順位や評価が伴うわけではなかったのでしょう。「規定」演技が廃止された、というか廃れたのは、「テレビ的でない」とか「ファン離れ」とかいう理由だけでなく、選手や指導者としても、そんなものよりジャンプの腕を磨いたほうが順位を上げられるじゃないか、と思うような状況だったのではないかと、今推測しています。ですから、ただ昔のように「規定」を復活させればいいかというと、SPやFPのほうが大きく順位を左右するなら、トップ選手は結局、規定の練習なんてしないのではないかと思うのです。

ならば「規定」を復活させた上で、順位に影響するほど配点を多くしたらいい、と思われる方がいるかもしれません。けれども、伊藤みどりさんがそうだったように、ジャンプやスピンといった現在のフィギュアスケートの花形の技と、規定演技の得手不得手には、どうも相関関係がないようです。つまり、規定演技の配点を多くしたら、規定の苦手なジャンパーがトリプルアクセルや4回転ジャンプなどの高難度の技を決めても、規定が上手な選手が順位で上回るかもしれないということなのです。そして、ジャンプが得意な選手が規定の練習時間を増やして、得意なジャンプを跳べなくなったら、やはり競技からファン離れが起こるのではないでしょうか。私だって、そんなフィギュアスケートを楽しく観戦するとは思えません。

フィギュアスケートは、図形(フィギュア)を氷上に描くということからスタートしましたが、時代とともに変遷をへて、現在は「ジャンプ」「スピン」「ステップ」「スパイラル」といった技を、音楽に合わせて表現する競技になりました。ですから、高難度のジャンプが跳べて、スピンが美しく回れる技術があるなら、それを「基礎」と呼ぶべきだと私は思うのです。技術を見るSP、良い案だと思いますが、その技術とは昔の「規定」ではなく、やはり現在のフィギュアの花である「ジャンプ」や「スピン」などであってほしいです。そして、「音楽との調和」もやはり、現在のフィギュアスケートには欠かせない技術要素だと思うので、選手の好きな音楽(プログラム)を滑ってほしいですね。

なんだかまとまらずに長くなってきました。とりあえず今回は、昔の「規定」演技について考えてみたということで、明日以降、また「SPの技術重視」ということを考えてみようと思います。オリンピックの採点についての記事も中途半端なままですが、しばらく脱線にお付き合いいただければと思います。
by maruko_skate | 2010-03-15 12:22 | その他
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