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まるこのフィギュアスケート言いたい放題

フィギュアスケート大好きなまるこが、バンクーバーオリンピック期間限定・・・・のつもりで始めた言いたい放題ブログです。シーズンが終わった現在も、言いたい放題やってます。
by maruko_skate

ヨーロッパ選手権をみて(男子シングル)

もう開幕しちゃいますね、オリンピック。
毎日、女子シングルのことばかり書いていたら、男子の試合が始まってしまいそうなので、先日のヨーロッパ選手権の感想を記しておこうと思います。

優勝したプルシェンコ選手、やっぱりすごかったです。
プルシェンコ選手がいる限り、誰もがいうとおり4回転ジャンプは避けてとおれないと、あらためて思いました。そして、やっぱり4回転のジャンプってすごい迫力だなぁ、というのも実感。とくに4-3のコンビネーションは、もともと体の大きいプルシェンコ選手が、その1.5倍くらいの大きさに感じられました。小柄な織田選手なんか、大きなジャンプを跳んだら(練習で4-3成功しているようですね。)、全く印象が変わるでしょうね。
スピンやステップも、グランプリ・ロシア大会からすごく進化させてきたと思います。特にスピンは、以前からかなり腰高なシットスピンが気になっていたんですが、膝を深く折ってフリーレッグを前に伸ばす、トップ選手の美しいポジションを自分のものにしたみたいです。
プルシェンコ選手の演技は、一般的な「演技力」「表現力」に優れているとは思わないのですが、彼独特の世界を作っていることは確かで、それも「表現力」のひとつの形なのかもしれません。好きではないのに、なんだか演技に引き込まれてしまうのが、不思議です。

2位のランビエール選手。ジャンプは残念ですが、それを補ってあまりある「ランビエール・ワールド」がありました。トリノ・オリンピックでは、私は「しまうま?マンドリル?」みたいな不思議な衣装しか記憶になく、演技自体あまり覚えていません。バトル選手や、ウィアー選手の演技のほうが、より印象に残っています。でも、その後の「フラメンコ」あたりから全然変わってきた気がします。私は実際のフラメンコショーを何度も見に行ってますが、衣装が派手な女性ダンサーよりも、本当にカッコイイのは、踊りの上手な男性ダンサーだと思ってましたので、ランビエール選手の「フラメンコ」には、スケート靴はいて氷の上で、ここまで本物のフラメンコを見せられるんだ、と感動しました。
話がそれましたが、その「本物にせまる」表現力が、今回も並外れてました。今回のフリーは椿姫のようですが、もうバレエの王子様か少女漫画の主人公か、というくらい。背景にバラの花を背負って滑っていて、手を広げるたびに指先からピンクのバラの花びらがこぼれているような感じです。うっとりです。現役復帰が本当に嬉しいですね。

ジュベール選手は、シーズン半ばでの怪我の影響なのか、万全ではなかったようですが、彼の演技も好きです。フランスの選手って、お国柄なのか、とても個性的ですよね。ジュベール選手は、4回転という技術的な武器がありながら、同時に、物語の世界を表現するのもとても上手だと思います。このあたり、ヤグディン選手を彷彿とさせます。(実際、彼は尊敬するスケーターとして、しばしばヤグディン選手の名を挙げていたと思います。)オリンピック本番では、ショートから4回転を決めて、最終組で滑ってほしいです。

ほかにも、男子はすごい選手がたくさんいますね。最近注目していたプレオベール選手やベルネル選手よりも上位にいった選手が何人もいたことは驚きです。チェコのブジェジナ選手は今シーズン勢いがありますね。「パリのアメリカ人」、私は曲も振り付けも大好きです。

男子は本当に、これほど実力ある選手が多いオリンピックもないのでは、というくらいですね。放送、ちゃんと最初からやってくれるのかしら?最終2組だけでは、好きな選手が見られなかったりして・・・。
by maruko_skate | 2010-02-13 05:43 | 男子シングル
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